今年の日本シリーズは史上初の前年最下位同士の対決となりましたね。
最終的にはヤクルトが4勝2敗で日本一になりました。
完全に個人的な感想を述べていきたいなと思います。
まず、投手陣についてはヤクルト、オリックスともに充実していたと思います。
しかし、先発投手の枚数がヤクルトのほうが1枚多かったかなと。最終戦に奥川と高橋を残せていたのは第6戦に負けていたとしてもオリックスにとっては脅威になっていたでしょう。
6戦で勝負が決まりましたが、どの戦いを見ても先発投手がしっかりと試合を作っていたので、勝敗がどちらに転んでもおかしくはなかったでしょう。
また、中継ぎ陣も役割を全うしていたので、継投策も功を奏していたいえるでしょう。1戦目に救援失敗をしたマクガフも第3戦以降、持ち直していたのも大きかったと思います。2戦目の高橋が完封してマクガフの気持ちを切り替える時間を与えられたので、2戦目の高橋のピッチングはお見事だったと思います。
打撃陣ですが、個人的にはヤクルトに分があったかなと思っています。やはり5番、7番に外国人選手のオスナとサンタナを置けたことで、オリックスの投手陣がヤクルト打線全体を警戒しなければいけない状況を作れたのかなと。それに加えて6番の中村が勝負強くタイムリーを打ったので、村上、サンタナも安易に勝負を避けることができなくなったかなとも思います。
オリックスも吉田正や杉本をはじめ、上位打線は警戒が必要だと思いますが、正直下位打線はヤクルト打線ほどの脅威をヤクルト投手陣に与えられていなかったと思います。しかし、モヤやジョーンズの働きは大きく、代打で出てくるとかなりの脅威だったでしょう。
ヤクルト、オリックスともに打つべき人が打っていたので、ここ数年では群を抜いて面白いシリーズだったと思います。
守備に関しては短期決戦ということで、シーズンとは別のプレッシャーや細かい状況判断も必要だったと思います。宗の送球ミスやサンタナのファンブルなどのミスが失点に直結しているのが短期決戦の怖いところと改めて思いました。ここが短期決戦の面白いところとも思っていますが。
力が拮抗している2チームの対戦だったからこそ、少しのミスやここぞという場面での勝負強さ、集中力が勝敗を分けたのではと感じました。
ここまで偉そうに述べてきましたが、要するに何が言いたかったかというと今年の日本シリーズはめっちゃ面白かったということです。
来シーズンの日本シリーズはどうなるか今から楽しみです。
ヤクルト、オリックスの連覇になるのか、別のチームが上がってくるのか、シーズンを通して目を離せないですね。
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